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視能訓練士(ORT:Orthoptistオルソプティスト)

「視能訓練士」という職業をご存知でしょうか。今回は検査器械ではなく、この視能訓練士についてご紹介しましょう。視能訓練士とは視能訓練士法という法律に基づく国家資格をもった眼科医療従事者のことです。視能訓練士の主な仕事は2つあります。1つは医師の診断・治療を行うための基礎となる視機能検査です。「遠くが見えにくい」「近くが見えにくい」「暗いところで見えない」「色の区別ができない」「ゆがんで見える」「だぶって見える」などなど様々な症状に合わせて検査を行います。
 もう1つは弱視や斜視の患者さまに対して、また小児の正常な視機能を回復させるために矯正訓練と指導を行います。通常5歳くらいで成人と同じように良く見えるようになると言われていますが、何らかの原因で正常に目が発達しなくなると視機能が損なわれます。そのような小児の検査や低視力の患者さまに対してもメガネを調整したり、補助具のご紹介もいたします。

オーブスキャン(角膜形状解折装置)

 角膜の形状を測定する「オーブンキャン」についてご紹介いたします。測定は暗室で行います。角膜に光を投影し、左右から各20ヶ所、計40ヶ所の画像をカメラで取り込み、コンピューターによって計算されます。立体的に角膜の形状を調べることができ、角膜のカーブや厚みも調べることができます。同時に何種類も測定結果を見ることができ、また測定結果も判断しやすいように色分けされて印刷します。検査は器具が眼に触れたりするものではありませんので、ご安心ください。

超音波角膜厚測定装置(パキメーター)

 この器械は、超音波を利用して角膜の厚さを測るものです。あまりなじみのない器械だと思いますが、いろいろな目の病気によって角膜の厚さが薄くなったり、厚くなったりする場合があります。そんな時の角膜の状態を観察するために使用されます。
 一般的に角膜の厚さは角膜の中央部で0.5ミリ、白目に近い周辺部で0.7ミリです。計り方は点眼麻酔をしてから、プローブと呼ばれるペン状の先端を、角膜の表面にそっと当てるだけで瞬時に測定できます。超音波と聞くと驚かれる方もいらっしゃると思いますが、痛みはなく安全な検査ですので、安心してお受け下さい。また、目の動きや身体の動きで検査ができない場合がありますので、検査中は身体を動かさず一点を見つめていただくようご協力をお願いいたします。

大型弱視鏡

 斜視の定義は大変むずかしいのですが、簡単にいうと見ようとしている目標に両目の視線が正しく向かない状態のことです。瞳が鼻側(内側)に寄るのを内斜視、いわゆる「より目」のことです。また瞳が耳側(外側)に向いているのを外斜視といいます。
 この斜視の検査と治療に使用するのが、大型弱視鏡という器械です。目の位置のズレや両目でものを見たときに立体的にものを見ることができるかなどを検査します。
 検査方法は、器械をのぞいて、右目で見える絵(おり)と左目で見える絵(ライオン)を重ね合わせたり(ライオンがおりに入る)、ズレの測定をします。検査は子供さんが対象となることが多いので、分かりやすい検査の説明を心がけています。器械が目に触れたり、音が出るものでもありませんので、安心して検査受けることができます。

アコモドポリレコーダー

 この検査器械は、眼精疲労、近方の視力障害、調節機能(ピントを合わせる機能)などを検査する器械です。実際には、特定の患者様を対象に検査することが多いため、あまり馴染みのない器械だと思います。
 検査方法は、箱型の検査器械の中をのぞくだけですが、箱の中には指標となる図があります。その図は、前後に移動しますが、近づきすぎてぼやけた場所、遠くのはっきり見える場所を検査、
 その結果から眼の状態を診断します。とくにピントを合わせる機能、またピントを合わせる時間を調べるのに有効な検査です。最近では、コンピュータの画面を見ながらの仕事が急増し、眼の疲れを訴える患者様が増えつつあります。専門職として、そのような作業をする方々の眼の健康診断に、このアコモドポリレコーダーを使用することがあります。

眼底カメラ

 眼底カメラは一言で言えば、眼の底を写真に納めるカメラです。診察時に医師が観察している眼底を客観的に記録することができるため、患者様に病気の説明をするときの手段としても有効です。 種類はいくつかありますが、当院で使用しているカメラは対面方式で、患者様がイスにかけてカメラの前のあご台に顔を乗せ、撮影者がカメラのファインダーを覗いて撮影するタイプです。撮影時には強いフラッシュが目に入りますので、とても眩しく虹色の残像を感じます。
 また、当院では撮影した写真をパソコンを通じて瞬時に見ることができる、電子カメラシステムを採用しています。フィルム現像が不要、撮影直後に間違いなく撮れているかその場で確認できる、フィルムではないので写真の経年変化による劣化がない、などの利点があります。患者様にリラックスしていただき、できる限り短時間で撮影ができるよう心がけていますが、体や眼を動かしたりすると撮影できませんので、ご協力をお願いいたします。