白内障とは、眼の中でカメラのレンズの役割をしている「水晶体」と呼ばれる部分が白く濁ってくる病気です。白内障が進行して視力が低下した場合は、手術以外に視力を回復する方法はありません。「白内障」と診断され、手術を勧められたら、どのような順序・スケジュールで手術が行われるのでしょうか。
手術はどのような場合に必要か
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- 白内障と診断され、日常生活や仕事において視力に支障が生じたとき。
- 新しいメガネを作っても、視力の改善に効果が現れないとき。
- 白内障による視力低下を改善したいと思ったとき。
このようなケースには手術をお考えください。 手術をご希望の場合は、まず、医師の診断が必要です。患者様によっては、白内障以外の病気を抱えた場合もあり、手術で視力が回復しないこともありますので、医師に相談の上、お決め下さい。
手術を希望する場合
スタッフより、手術説明会の予定をお話します(白内障の手術についてのパンフレットをお渡しします)。
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- 説明会にはご家族と一緒に参加していただきます。
- 手術日を決定します。
- 手術のための検査日を決めます。
手術前検査 1回目 ※ご家族とご一緒に
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- 瞳を広げて検査(運転はできません)
- 眼内レンズ決定
- 角膜内皮の写真
- 網膜機能検査
- 内科医師への紹介(紹介状をお渡しします)
手術前検査 2回目
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- 内科の返事確認
- 現在服用している薬の確認(服用中のお薬をご持参願います)
- 鼻涙管の洗浄( 涙の管を洗います。涙の流れを確認します)
手術前検査 3回目 ※ご家族と一緒に
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- 手術当日の準備や時間の説明
- 手術前の目薬の処方
手術を受けます
手術後も定期的に診察をします
手術は、ご本人だけでなく、ご家族の手術に対するご理解とご協力が必要です。説明会だけでなく、手術前の検査・手術日・手術翌日の診察には、ご家族と一緒に来院していただくことになりますので、よろしくお願いたします。
また、当院において、白内障手術はすべて「日帰り手術」となります。入院をご希望の方には入院可能な病院を紹介させていただきます。
手術の詳しい内容については、白内障のパンフレットをお渡しし、説明会でお話ししています。ご不明な点、ご質問がありましたら、スタッフまでお問い合せ下さい。