眼が赤い
流行り目(はやりめ)
●目が赤い、目やにが出る、というと結膜炎の場合が多いのですが、結膜炎といっても種類がいろいろあるのをご存じですか?原因によって
・細菌性
・アレルギー性
・ウイルス性
に分けられます。 はやり目は、この中のウイルスの感染によって起こる結膜炎のことをいいます。 症状は強く、充血、目やに、涙、まぶたの腫れなどがあり、伝染力も強いのが特徴で、治るまでには1~3週間かかります。夏期にはプールでもうつることがありますので注意が必要です。
●自分で判断しないで
症状は1~3週間で回復しますが、この頃に角膜に小さな点状の星が出てきます。ここで治療をやめると黒目がにごり視力がおちてしまいます。完全に治ったかどうかの判断は、必ず医師の診断にまかせましょう。 また症状の度合いにかかわらず早めに眼科の診察を受けましょう。特に赤ちゃんの場合、発熱や食欲不振などの合併症が出て、黒目もにごってきます。こういう場合に赤ちゃんは目を開けませんので、保護者の方は充分注意して見てあげてください。
眼が赤い
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結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)
結膜(眼の表面の膜)内に走る血管からの出血した状態です。経過観察で治癒することが多いのが特徴です。
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結膜炎(けつまくえん)
感染性、免疫性があり、それぞれ治療に違いがあり、点眼薬を使用します。
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流行り目(はやりめ)
ウイルス感染により起こります。周囲の人に伝染させてしまうため注意が必要です。点眼薬を使用します。
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翼状片(よくじょうへん)
主に鼻側から角膜に向けて膜が増殖し、常に充血したような状態になります。治療は手術による切除が行えます。
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ぶどう膜炎(ぶどうまくえん)
感染性、免疫性があり、それぞれ治療が異なります。
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霰粒腫(さんりゅうしゅ)
瞼の瞼板といわれる組織内に出現する肉芽腫(できもの)で、点眼治療や手術によって切除します。